| 断層名 | 跡津川断層(概説) | あとつがわだんそう |
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| 場所 | - | |
| 概要 | 富山県の立山付近から南西へ向かって有峰湖を抜けて大多和峠(おおたわとうげ;標高1,295m)から岐阜県に入り、飛騨市神岡町、宮川町、河合町を通り、白川村との境界にある天生峠(あもうとうげ;標高1,289m)付近までの全長約70kmにも及ぶ長大な断層であり、岐阜県における大規模な阿寺断層系や根尾谷断層系とともに日本を代表する活断層系の一つである。人工衛星画像でもほぼ東北東−西南西方向に延びた直線的な線状地形模様(リニアメント)が明瞭に識別でき、大きく見ると一本の断層線として示されるが、実際には数本の断層が平行して走っていたり、枝分かれしたりしている。右横ずれを示す河川流路の折れ曲がりや北西側(北側)が隆起した断層崖などの断層地形が各所に残り、断層上のくぼ地には池ヶ原湿原や天生湿原のような湿原が形成されている。この断層は40万~70万年くらい前から活動を始めたとされているが、詳しいことはまだわかっていない。平均的な右横ずれの速度は1,000年あたり約2~3mとされ、A級の活動度(1m以上/1,000年)となり、平均活動間隔は約2,300~2,700年と推定されている。江戸時代末期の1858(安政5)年に起きた飛越地震はこの断層が動いたことで起きたもので、これがこの断層の最新の活動となる。 | |
| ジオ点描 | 根尾谷断層系は約100万年前から活動をはじめ、繰り返して活動を続けてきた中で1891(明24)年にとりあえず最後の大きな活動として濃尾地震を起こした。これを跡津川断層にあてはめると、40万~70万年前から活動をはじめ、繰り返して活動を続けてきた中で1858(安政5)年にとりあえず最後の大きな活動として飛越地震を起こした。いずれも最後ではないから“とりあえず最後”の活動ということになる。 | |
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宮川町洞において跡津川断層の上に形成された池ヶ原湿原(写真奥に断層鞍部がみられる) (撮影:寺門隆治) |
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