地層名 自然堤防堆積層 しぜんていぼう
たいせきそう
a1
  代表地点  形成時期 完新世
   概 要
   平野においては河川の氾濫時に水深の浅い流路沿いで流速が小さくなるために、濁流中の粗粒な土砂が川の流れに沿う方向に堆積することで流路沿いに緩やかな傾斜の微高地(自然堤防)が形成される。岐阜県地域においては、その分布は濃尾平野地域に限られ、ほぼ砂で構成されている。周辺に比べて水はけが良いために古くからその上に集落や畑地が設けられ、街道などの交通路も水はけの悪い低地(後背湿地)を避けて自然堤防の上を選ぶようにして通過していた。
 
岐阜市柳津町下佐波(しもさば)地区の自然堤防地形(手前の耕作地が後背湿地で、それよりわずかに高い地形を利用して集落を形成している)
(撮影:小井土由光)
 
  文 献  






地質年代