化石名 | オニキオプシス | - |
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地層名 | 手取層群 | |
対象時代 | ジュラ紀後期~白亜紀前期 | |
概要 | 細長く延びたシダ類の絶滅植物で、中生代のジュラ紀から白亜紀前期に栄え、温暖で湿潤な気候で生育していたと考えられている。胞子嚢をつけていない葉(裸葉)とつけている葉(実葉)の区別がなされている。裸葉の外形が現生のタチシノブ(オニキウム)によく似ていることでこの名前がつけられているが、実葉の形は異なる。詳細がよくわかっていないため、現在も分類上の位置は不明である。岐阜県地域では手取層群から多産する。 | |
ジオ点描 | 中生代における植物界は、その末期になって被子植物を主体とするようになったが、それまではシダ植物と裸子植物がその中心をなしていた。それらによって恐竜の大繁栄が支えられていたといってもよい。シダ植物は胞子で繁殖していたこともあり、水際などの限られた範囲で生存したが、裸子植物は初めて花を咲かせて種子を作ることで繁殖し、乾燥に強く、遠くに移動して生存域を広範囲に拡げられるようになった。 | |
文献 | ||
写真 | 高山市荘川町尾神郷における手取層群から産出したオニキオプシス (岐阜県博物館所蔵、撮影:棚瀬充史) |
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写真 | 準備中 |