鉱山名 | 恵比寿鉱山 | えびすこうざん |
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所在地 | 中津川市蛭川(ひるかわ)和田 | |
対象資源 | タングステン・モリブデン・ビスマス | (廃鉱) |
概要 | 中津川市蛭川の北部にあたる和田地域から西方の蛭川峠へ向かう谷の途中にあり、苗木花崗岩と濃飛流紋岩の接触部に気成鉱床あるいは熱水鉱床として形成されたタングステン-石英脈を稼行対象とした鉱山であった。タングステンの主要な鉱石鉱物である灰重石・鉄重石・マンガン重石やモリブデンの硫化鉱物である輝水鉛鉱、蒼鉛鉱物、錫石などを産出した。1910(明43)年に鉱床が発見され、1950年代にはタングステン精鉱で13~40トンの生産があったが、1963(昭38)年に閉山となり、現在は鉱山跡地に小規模にコンクリート遺構などが残っている。隣接する遠ヶ根鉱山と共に東濃地方の代表的な金属資源の鉱山であり、名称は所有した会社名による。 | |
ジオ点描 | タングステンは花崗岩体の内部あるいは周辺に限って鉱床を作ることから、花崗岩質マグマに関連した高温(ないし中温)の熱流体から生成されると考えられており、ペグマタイト脈型鉱床を作ることが多い。金属中で最も高い、3,410℃という融点をもつことから高温での硬度や耐熱性に優れているために超硬合金などの特殊鋼や電気・電子機器などに広く用いられており、産業上重要な金属である。 | |
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恵比寿鉱山から産出した鉄マンガン重石 (岐阜県博物館所蔵,撮影:棚瀬充史) |
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中津川市蛭川和田にある恵比寿鉱山跡地付近にある鉱山関連建物とその表札 (撮影:小井土由光) |