鉱山名 | 遠ヶ根鉱山 | とうがねこうざん |
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所在地 | 中津川市蛭川(ひるかわ)和田 | |
対象資源 | タングステン・モリブデン・砒素 | (廃鉱) |
概要 | 中津川市蛭川の北端部にあたる遠ヶ根地区において和田川をはさんで県道72号恵那蛭川東白川線の東側対岸にある林道沿いにあり、濃飛流紋岩にともなわれる花崗閃緑斑岩Ⅱを浅所まで貫いている苗木花崗岩からの熱水により形成された鉱脈型鉱床を稼行対象とした鉱山であった。産出する鉱石鉱物は、鉄重石、灰重石、硫砒鉄鉱、砒鉄鉱、輝水鉛鉱、蛍石、閃亜鉛鉱、モナズ石などである。1939(昭14)年に開発され、第二次世界大戦中に重要指定鉱山となったが、1958(昭33)年に閉山となった。隣接する恵比寿鉱山と同様にタングステン用の鉱石採掘が中心であったが、硫砒鉄鉱に富むため精鉱の過程で亜ヒ酸を含む排煙が発生したり、有毒な鉱滓が周辺農地に漏れ出すなどの鉱害をもたらした。閉山後も跡地のヒ素汚染問題が残ったために鉱害対策工事が実施され、そのため鉱山の遺構はほとんど残っていない。 | |
ジオ点描 | タングステンを含む鉱石鉱物である鉄重石や灰重石にともなって産出する硫砒鉄鉱(FeAsS)はヒ素の代表的な鉱石鉱物である。古くは毒砂(どくしゃ)とも呼ばれたが、硫砒鉄鉱そのものには毒性はない。ところがこれを焼くとヒ素が分離して、猛毒である亜ヒ酸ができる。あるいは風化によって表面にはヒ素酸化物などの有害な砒素化合物が生成・付着している可能性があり、取扱いには特に注意を要する。 | |
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遠ヶ根鉱山跡地付近にある注意書 (撮影:小井土由光) |
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