温泉名 | 下呂温泉 | げろおんせん |
地図 | 地図を見る | |
所在地 | 下呂市幸田・森・湯之島 | |
源泉最高温度 | 55.0℃(管理) | |
泉質 | 単純泉 | |
pH | 8.9 | |
概要 | 江戸時代初期に儒学者林 羅山が有馬温泉、草津温泉とともに日本三名泉に数えたことで知られる温泉(当時は「湯島温泉」と呼ばれていた)である。当初(平安時代中頃~鎌倉時代中頃)は現在の温泉街から4kmほど離れたところにある湯ヶ峰火山の頂上付近で温泉が湧出していたとされ、それが枯渇した後に現在の温泉街となる飛騨川の河原で再び発見されたとされている。温泉の再発見には、薬師如来が傷ついた白鷺に姿を変えて飛騨川で傷を癒し、源泉の所在を村人に知らせたとする「白鷺伝説」として今に伝わっている。そのおもな泉源が濃飛流紋岩の中を通る阿寺断層系の下呂断層に沿って分布しており、その北東側に並走する湯ヶ峰断層などとともに阿寺断層系の断層沿いに形成された破砕帯などから地下へしみ込んだ飛騨川の水あるいは地下水が、湯ヶ峰火山のマグマ溜りで温められ、下呂断層の破砕帯に沿って形成された飛騨川の低所に湧き出していると考えられている。1974(昭49)年からは温泉保護のため温泉の集中管理を行っており、55℃の温泉を各旅館に配湯している。 | |
ジオ点描 | 下呂温泉の熱源については、近傍に湯ヶ峰火山があることでそれと結び付けて漠然と考えられていたが、有名な温泉でありながらあまりはっきりとせず、客観的な根拠となる資料は得られていなかった。1992(平4)年に湯ヶ峰火山の溶岩の形成年代が10万~12万年前であり、意外と若い火山体であることが明らかにされたことで、そのマグマがまだ冷えきっていない可能性が高く、熱源になると考えられるようになった。 | |
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下呂温泉の遠望(中央奥の山が湯ヶ峰火山) (撮影:小井土由光) |
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下呂温泉の湯之島地区にある源泉塔 (撮影:小井土由光) |