温泉名 | 古川温泉 | ふるかわおんせん |
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所在地 | 飛騨市古川町本町2-59 | |
源泉最高温度 | 12.8℃(平19) | |
泉質 | 単純鉄泉 | |
pH | 6.4 | |
概要 | 飛騨古川の市街地中心部にある温泉であり、「たんぼの湯」とも呼ばれている。飛騨帯構成岩類の飛騨花崗岩類が地下に分布している地域ではあるが、泉源としてはそれらと直接的な関係はなさそうであり、古川盆地の厚い堆積層内にある地下水層から得られていると思われる。白いタオルが赤茶色に染まるほどの赤褐色をした湯の色に特徴があり、温泉水に溶け込んでいる鉄分が空気に触れて酸化し、これが赤褐色の沈殿物を作るために湯の色となる。この鉄分の起源はよくわかっていない。 | |
ジオ点描 | 含鉄泉は温泉水1kg中に総鉄イオン (Fe²⁺, Fe³⁺) を20mg以上含有する温泉であり、湧出後に空気に触れて酸化することで温泉が赤色あるいは赤褐色を示すことを特徴とし、多くは“赤湯”と呼ばれる。また、炭酸を含有する炭酸泉となっていることもある。県内における他の含鉄泉としては岐阜市の三田洞神仏温泉(長良川温泉)が知られているが、地質上の背景に共通性はない。 | |
写真 | 古川温泉の浴槽(茶褐色の温泉の色に注目) (撮影:中口清浩) |
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写真 | 飛騨古川の市街地にある古川温泉 (撮影:中田裕一) |