| 対象物 | 関ヶ原鍾乳洞 | せきがはらしょうにゅうどう |
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| 場所 | 不破郡関ケ原町玉1328-3 | |
| 概要 | 滋賀県境の伊吹山(標高1,377m)から南へ関ヶ原の谷を越えたすぐ南側の県境尾根に岩倉山(標高388m)があり、その山麓にあたる位置に伊吹山と同じ美濃帯堆積岩類の石灰岩が分布し、その一部に形成された鍾乳洞である。全長518mの洞内通路はほぼ同じ高さでほぼ円を描いて一周するようになっており、洞穴の入口と出口が互いに見える位置にある。大滝鍾乳洞などの郡上地域の鍾乳洞とくらべると、複数の階段状の構造は見られず、鍾乳石などの発達程度も弱く、全体に小規模な鍾乳洞である。これには石灰岩体内部での地下水の流路がそれほど複雑ではなく、この地域の大地の運動が比較的穏やかであったことなどがおそらく関係していると思われる。鍾乳洞の中の湧き水が日本武尊(やまとたけるのみこと)伝説のある「玉倉部(たまくらべ)の清水」として洞窟の外へ流れ出ており、その水源探索にからんで1964(昭39)年ごろから鍾乳洞の探索が始まり、1968(昭43)年に観光洞として開放された。 | |
| ジオ点描 | 【大滝鍾乳洞と共通】 鍾乳洞はおもに炭酸カルシウム(CaCO₃)からなる石灰岩が二酸化炭素(CO₂)を含む弱酸性の雨水や地下水により溶食されることで作られた空洞である。鍾乳洞内においては炭酸カルシウムを溶かし込んだ地下水が岩体中の割れ目等から滲み出し、そこから方解石として再び晶出させて鍾乳石などの生成物を形成することで装飾され、みごとに幻想的な景観が作られるようになっている。 | |
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関ヶ原町玉にある関ケ原鍾乳洞の入口(手前)と出口(奥) (撮影:小井土由光) |
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関ヶ原鍾乳洞内部の鍾乳石 (撮影:小井土由光) |