地名 | 仙人滝 | せんにんだき |
地図 | 地図を見る | |
場所 | 下呂市小坂町落合 濁河(にごりご)川(草木谷) | |
指定等 | - | |
概要 | 御嶽山(標高3,067m)の飛騨側登山口にあたる濁河温泉から登山道を500mほど登ったところにある。下流で濁河川となる草木谷において新期御嶽火山を構成する摩利支天火山群(約6万~2万年前)に属する溶岩流に架かる落差約30m、幅約5mの瀑布で、滝壷が比較的浅く、御嶽行者の滝行の場であり、名前の由来にもなっている。200以上もあるとされる小坂町地域の滝の中で古くから知られている名瀑の一つである。 | |
ジオ点描 | 【火山体内の瀑布に共通】 瀑布というとほぼ垂直に落下するものを思い浮かべることが多い。とりわけ火山体の中に架かる場合にはほとんどがこれにあたる。降雨などの水量が多くなる立地環境に加えて、火山噴出物の中に相対的に堅硬な溶岩層などと軟弱な火山砕屑岩層などが積み重なっている場合がしばしばあり、削剥への抵抗力が極端に異なる地質環境が備わっているからである。 | |
文献 |
|
|
|
||
写真 | 小坂町の草木谷(濁河川)に架かる仙人滝(冬期) (撮影:岩塚藤嗣) |
|
写真 | 準備中 |