地名 | 根尾の滝 | ねおのたき |
地図 | 地図を見る | |
場所 | 下呂市小坂(おさか)町落合 濁河(にごりご)川 | |
指定等 | 日本の滝百選 | |
概要 | 飛騨川支流の小坂川の上流にあたる濁河川の標高960m付近にある落差約63m、幅約5mの名瀑で、御嶽山(標高3,067m)の山麓にある多くの滝の中でも規模の大きい滝として知られている。新期御嶽火山を構成する摩利支天火山群(約6万~2万年前)に属する溶岩流に架かる。この溶岩流はさらに下流へ10kmほど流れて岐阜県指定の天然記念物「巌立」の岩壁を形成している。 | |
ジオ点描 | 【火山体内の瀑布に共通】 瀑布というとほぼ垂直に落下するものを思い浮かべることが多い。とりわけ火山体の中に架かる場合にはほとんどがこれにあたる。降雨などの水量が多くなる立地環境に加えて、火山噴出物の中に相対的に堅硬な溶岩層などと軟弱な火山砕屑岩層などが積み重なっている場合がしばしばあり、削剥への抵抗力が極端に異なる地質環境が備わっているからである。 | |
文献 |
|
|
|
||
写真 | 小坂町落合の濁河川に架かる根尾の滝 (撮影:下畑五夫) |
|
写真 | 準備中 |