地名 | 平湯大滝 | ひらゆおおたき |
地図 | 地図を見る | |
場所 | 高山市奥飛騨温泉郷平湯 | |
指定等 | 日本の滝百選/県名水50選 | |
概要 | 高原川の最上流部にあたる大滝川が乗鞍岳(標高3,026m)の北斜面から流れ下り、その途中に架かる落差約64m、幅約6mの名瀑である。水量が多いことでダイナミックな滝として知られ、冬季の氷瀑としてもよく知られている。乗鞍火山の最北端にあたる四ツ岳(標高2,751m)を構成する四ツ岳火山の「四ツ岳溶岩ドーム」として噴出し、北方へ流れ出た安山岩質溶岩のほぼ末端にあたる位置にこの滝が架かっており、落下する岩壁に溶岩断面の様子が観察できる。周囲は平湯大滝公園として整備されおり、紅葉の名所となっている。 | |
ジオ点描 | 【火山体内の瀑布に共通】 瀑布というとほぼ垂直に落下するものを思い浮かべることが多い。とりわけ火山体の中に架かる場合にはほとんどがこれにあたる。降雨などの水量が多くなる立地環境に加えて、火山噴出物の中に相対的に堅硬な溶岩層などと軟弱な火山砕屑岩層などが積み重なっている場合がしばしばあり、削剥への抵抗力が極端に異なる地質環境が備わっているからである。 | |
文献 |
|
|
|
||
写真 | 奥飛騨温泉郷平湯にある平湯大滝 (撮影:鹿野勘次) |
|
写真 | 準備中 |