地名 | 虎渓山永保寺庭園 | こけいざんえいほうじていえん |
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場所 | 多治見市虎渓山町1-40 | |
指定等 | 国指定名勝/飛騨・美濃紅葉33選 | |
概要 | 土岐川は多治見市街地へ流れ込むところで“虎渓山”と呼ばれる大きく湾曲した渓谷のような景観を作り出しており、永保寺はその河岸にある臨済宗南禅寺派の寺院である。国宝に指定されている2棟の建物(観音堂・開山堂)のほかに、自然を巧みに利用した見ごたえのある庭園で有名である。この周辺には美濃帯堆積岩類のチャートが分布しており、その岩塊が臥龍池(がりょういけ)からそそり立つ崖「梵音巌(ぼんのんがん)」や土岐川対岸にある仏像の頭部を思わせる「仏岩塔」に利用されている。 | |
ジオ点描 | 岩石と結びつけた人工的な景観として寺院に多く見られるのが庭石に絡んだ景観である。例えば“枯山水”として有名な京都・龍安寺の石庭においては、白砂とともに配置されている岩塊はチャートである。京都盆地周辺に分布する岩石という地の利を得た素材を利用している側面もあるが、いろいろな形態を表現できる割れ目の多い材料として利用されているのであろう。 | |
文献 |
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写真 | 多治見市虎渓山町にある永保寺の庭園 (撮影:鹿野勘次) |
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写真 | 準備中 |