地名 | 坂折棚田 | さかおりたなだ |
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場所 | 恵那市中野方町坂折 | |
指定等 | 日本の棚田百選 | |
概要 | 恵那市北西端の赤河(あこう)峠の南側にある標高差約200mの斜面に作られた棚田で、巧みな石積み技術により作られた「はしご田」と呼ばれる石積み棚田として広がっている。棚田の石垣に使われている岩石のほとんどは周囲の山を構成する濃飛流紋岩の溶結凝灰岩であり、すぐ南西側を走る赤河断層沿いの断層崖をつくる斜面などから落ちてきたものである。それらが堅硬で手ごろな大きさのため、その場で効率よく利用され、さらに断層にともなわれる破砕帯が地下水を浸透させ、保水性の良い土壌を確保している。棚田は山間部の急傾斜地の中でいくらかでも緩傾斜をなす地形を利用して恒常的な水の供給と保水性の良い土壌があることで作られる。 | |
ジオ点描 | 大地にとって最も安定な状態である海面の高さに達するまで不安定さを解消するために削られていく。その速度はさまざまであるが、地すべりや崩壊は比較的急速に進む削剥であり、これらにより大地の形は一気に変えられていく。全国的に有名な棚田のほとんどはこれらにより生まれたといってもよく、棚田は大地の運動・変化を表わしている場所であり、そこを巧みに利用しているということになる。 | |
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写真 | 坂折棚田の景観 (撮影:鹿野勘次) |
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写真 | 準備中 |