地名 | 苗木城跡 | なえぎじょうあと |
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場所 | 中津川市苗木 | |
指定等 | 国指定史跡 | |
概要 | 木曽川を挟んで中津川市の市街地対岸にそびえる城山(標高432m)に築かれた山城跡で、苗木花崗岩の岩山の上を利用して天然の巨岩を囲いながら石垣が積まれるなど、自然の地形を有効に生かした築城の特徴がみられる。築城時期は不明であり、戦国時代以降から江戸時代を通じて遠山氏が城主として治めた城であるが、明治維新で建物は取り壊され、現在は石垣だけが残されている。城跡からはすばらしい展望が広がり、とりわけ木曽川を眼下にして恵那山の山塊を望む雄大な眺望が堪能できる。 | |
ジオ点描 | 城郭を築く最大の目的は防御施設としての役割であろう。攻撃に対処する手立てとしてここでは岩山の頂部という地形的高所に城郭を設けていることになるが、この場合には城郭の土台となる岩山の南側が木曽川北岸の絶壁にあたることから、高所という要素もさることながら“堀”に相当する構造物もジオに基づく自然立地条件として利用していることになる。 | |
文献 |
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写真 | 苗木城の石垣 (撮影:鹿野勘次) |
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写真 | 苗木城天守台 (撮影:木澤慶和) |