地名 | 川浦渓谷 | かおれけいこく |
地図 | 地図を見る | |
場所 | 関市板取(いたどり)川浦 | |
指定等 | 飛騨・美濃紅葉33選 | |
概要 | 奥美濃酸性岩類の「明石谷(あけしだに)岩体」を構成する川浦谷花崗岩を深く下刻して形成された渓谷で、高さ約30mの断崖にはさまれた渓流が全長約7kmにわたり回廊状に流れている。渓谷がこの花崗岩体の分布域にほぼ限られることから、花崗岩体の冷却にともない形成された方状節理と北西~南東方向に延びる断層に沿って浸食作用が進んだことで形成されたと考えられ、風化作用をあまり受けていない堅硬な岩体深部が露出していることも反映している。 | |
ジオ点描 | マグマが地下深部で固結した花崗岩は、いろいろな原因で地表に露出してしまったことで風化作用を受け、本来は堅硬な岩石がマサ化などにより脆弱な岩石となる。それだけでなく地下で圧力を受けていた状態から解放されるために、全体が膨張することで岩体中に割れ目が作られていく。方状節理の中にはこうした割れ目もあると考えられ、それらは脆弱部よりさらに深部の堅硬な部分にみられるはずである。 | |
文献 |
|
|
|
||
写真 | 板取川浦における川浦渓谷の景観 (撮影:小井土由光) |
|
写真 | 準備中 |