地名 | 片知渓谷 | かたじけいこく |
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場所 | 美濃市片知 | |
指定等 | 県立自然公園/県名水50選 | |
概要 | 片知川は瓢ヶ岳(ふくべがたけ;標高1,163m)に源を発し、長良川支流の板取川に合流する全長6km足らずの河川である。その上流部には、7つの岩体に分かれて分布している奥美濃酸性岩類のうち最南部にある「洞戸(ほらど)岩体」を構成する片知山層が分布しており、そこを下刻した渓谷である。片知山層はおもに堅硬な溶結凝灰岩からなり、それらが作り出す“夫婦滝”などの大小多数の滝や“千畳岩”などの巨岩・奇岩を配して、春には新緑、秋には紅葉などの渓谷美が提供され、それらが約2kmの遊歩道に沿って楽しめる。 | |
ジオ点描 | 【宇津江四十八滝と共通】 削剥への抵抗力がかなり異なる地質体で構成されていると滝が形成される上では好都合である。それに対して抵抗力に差があまりない地質体の中では、高低差で河谷が流れ下ることで削られていくから、そこにはほぼ垂直に落ちるような瀑布は生まれにくい。やや傾斜が強い渓流といった方がよい例もあり、似たような景観は谷の上流部へ行けばどこでも見られるほどである。 | |
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写真 | 美濃市片知の片知川沿いにある片知渓谷の千畳岩と岳水橋 (撮影:小井土由光) |
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写真 | 準備中 |