災害名 |
9.15豪雨災害 |
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発生年月日 |
1999(平11)年9月15日、22日ほか |
主要被災地 |
飛騨地域・郡上地域 |
災害要因 |
台風16号と秋雨前線の活動による集中豪雨
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概要 |
台風や秋雨前線の停滞にともなう豪雨により県内の広範囲に及んだ災害で、死者7名、行方不明1人という被害であった。大きく2回にわたる大雨のピークがあり、最初は台風によるもので、おもに飛騨地域北部や郡上地域で起こった。旧河合村の稲越(いなごえ)川流域においては土石流災害や土砂崩壊が顕著であり、それらの発生状況においては地質上の特性はほとんどなく、大量の流木をともなう土石流が被害を大きくしたとされている。また旧白鳥町の長良川堤防が約100mにわたり決壊している。その約1週間後に2つ目のピークがあり、秋雨前線による大雨であった。美濃市内において東海北陸自動車道の法面が高さ約30m、幅約50mにわたり地すべり状に崩落し、約30,000㎦の土砂が流出した。ここでも地質特性というよりは崩壊斜面付近での地下水位の上昇に要因が求められる可能性がある。
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ジオ点描
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【台風23号災害と共通】 かなり局所的な集中豪雨による土砂災害もあるが、山間部の多い県内にあっては、台風や前線による広域にあるいは長時間にわたる降雨が主要な原因となってそれぞれの地域の立地条件に即した土砂災害がもたらされることが多い。いずれの場合も気象要因が直接的な引き金となり、それに個々の地域の地質条件や植生条件などが補足要因となって被害を拡大している。
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文献 |
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旧河合村稲越における土石流災害の様子 (撮影:鹿野勘次) |
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準備中 |