地層名 | 眼球花崗岩~眼球片麻岩【HG4】 | がんきゅうかこうがん~ がんきゅうへんまがん |
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代表地点 | 飛騨市神岡町市街地 高原川河床 | |
形成時期 | ペルム紀~三畳紀(約3億~2億4000万年前) | |
概要 | 神岡町市街地北東方から数河(すごう)、古川町野口を経て小鳥川流域にかけて、北東~西南西方向に幅1~3km×延長約35kmの狭長な帯状に分布する。花崗岩~花崗閃緑岩質の基質に1cm~数cm大の自形~眼球状のピンク色のカリ長石を含み、分布方向に並んだ片理を示す.圧砕の程度により、基質が比較的粗粒で自形のカリ長石よりなる眼球花崗岩から、基質がより細粒で眼球構造の顕著な眼球片麻岩、さらに細粒化したブラストミロナイト~ウルトラミロナイトに変化する。一部は閃緑岩質の優黒質部を挟む縞状構造を示す。また塊状の粗粒ピンク花崗岩が脈状~プール状に片理を貫き、神岡町北東の伊西(いにし)付近で金木戸(かなきど)方面から延びてくるトーナル岩に貫かれる。 | |
文献 |
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写真 | 飛騨市神岡町船津の高原川河床における眼球片麻岩の研磨面 (撮影:加納 隆) |
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写真 | 飛騨市神岡町東町の高原川河床に露出する眼球片麻岩~眼球花崗岩 (撮影:加納 隆) |