地層名 | 花崗岩質片麻岩・ミグマタイト質花崗岩類【HN5】 | かこうがんしつへんまがん・みぐまたいとしつかこうがんるい |
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代表地点 | 飛騨市河合町天生(あもう) 金山谷 | |
形成時期 | 三畳紀以前(約2億4000万年前以前) | |
概要 | 一般には飛騨変成岩類中に幅数cm~数mの脈状ないし不規則なプール状の優白質部として産し、小規模でも飛騨帯各地に広く分布する。岐阜県内では白川村地域から富山県境の水無山(標高1506m)稜線付近に比較的広く分布する。ミグマタイト構造を形成し、粗粒~細粒、塊状~片麻状組織をなし、再結晶組織を示す。白川村周辺では黒雲母片麻岩等の岩片を含み、県最北部の万波(まんなみ)川から小鳥(おどり)川以北の地域では縞状片麻岩中に脈状に産し、青灰色のカリ長石を多く含むことから“灰色花崗岩”と呼ばれる。飛騨市古川町野口から河合町角川(つのかわ)へかけての宮川河床では粗粒の花崗岩~花崗閃緑岩質片麻岩が分布し、一部は透輝石や角閃石を含み、伊西ミグマタイトとの中間的岩相を示すこともある。 | |
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写真 | 飛騨市河合町天生の金谷谷における花崗岩質片麻岩とミグマタイト質花崗岩の研磨面 (撮影:加納 隆) |
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写真 | 準備中 |