地層名 | 伊西ミグマタイト(含透輝石石英長石質岩)【HN4】 | いにしみぐまたいと (がんとうきせきせきえいちょうせきしつがん) |
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代表地点 | 飛騨市神岡町吉ヶ原 高原川河床 | |
形成時期 | 三畳紀(約2億4000万年前前後) | |
概要 | 神岡町伊西地域から神岡鉱山周辺、神岡町西部の流葉山(ながれはやま)(標高1423m)周辺などにややまとまって分布するが、一般には石灰岩~石灰珪質片麻岩にともなって幅数cm~数mの脈状ないし不規則なプール状に小規模な岩体として分布する。角閃岩や角閃石片麻岩の岩片を包有し、ミグマタイト構造を作り、緑色短柱状の透輝石(~サーラ輝石)を含む粗粒~細粒、塊状~片麻状組織の珪長質岩で、神岡付近ではカリ長石に富み、当初「伊西閃長岩」と呼ばれたが、岩相変化が大きく、神岡鉱山の技術者により産状に基いて伊西ミグマタイト(または伊西岩)と呼ばれるようになった。 | |
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写真 | 飛騨市神岡町吉ヶ原の高原川河床における伊西ミグマタイトの研磨面 (撮影:加納 隆) |
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写真 | 飛騨市神岡町吉ヶ原の高原川河床に露出する変閃緑岩の角張った岩片を含む(アグマタイト構造の)伊西ミグマタイト (撮影:加納 隆) |