地層名 | 縞状片麻岩・ミグマタイト質花崗岩類【HN3】 | しまじょうへんまがん・ みぐまたいとしつかこうがんるい |
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代表地点 | 飛騨市宮川町万波(まんなみ) 万波川 | |
形成時期 | 不 詳(約2億4000万年前以前) | |
概要 | おもに岐阜県最北部にあたる宮川以西の万波川から小鳥(おどり)川以北の地域に広く分布し、花崗岩質片麻岩の分布域にほぼ重なる地域に分布する。細粒の黒雲母片麻岩・角閃石片麻岩・単斜輝石片麻岩が厚さ数cmの互層をなし、それらが縞状をなす岩石である。野外では、しばしば花崗岩質片麻岩などの脈状岩を密接にともない、その中に岩片として包有されるが、それらは地質図上で区別して表現できないため省略してある。また、これらの中にはアルミナ成分に富む泥質岩起源の片麻岩も含まれており、コランダム(ルビー)を含む片麻岩も見られる。 | |
文献 |
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写真 | 飛騨市宮川町万波の万波川河床における縞状片麻岩の研磨面(角閃石片麻岩に挟まれる単斜輝石片麻岩) (撮影:加納 隆) |
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写真 | 飛騨市河合町の小鳥川河床における縞状片麻岩(ザクロ石黒雲母片麻岩)の研磨面 (撮影:加納 隆) |