地層名 | 粗粒ピンク花崗岩(紅色花崗岩)【HG10】 | そりゅうぴんくかこうがん (べにいろかこうがん) |
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代表地点 | 飛騨市神岡町梨ヶ根 | |
形成時期 | ペルム紀~ジュラ紀(約3億年~1億8000万年前) | |
概要 | 飛騨市神岡町東方~南方一帯から、高原川および金木戸(かなきど)川流域に広く分布し、これまで「船津花崗岩類」の名で知られてきたものである。おもに粗粒塊状で等粒状~斑状の花崗岩~花崗閃緑岩からなり、淡紅色~赤色のカリ長石を含むことを特徴とし、しばしば閃緑岩~トーナル岩などのやや苦鉄質の岩相と混在する。一部で変形・再結晶などの変成作用を受けており、とりわけ神岡町市街地付近では著しく圧砕作用を受け、片理を示す。同様の変成した花崗岩は飛騨帯各地に分布する。いっぽう、高山市宮川町打保(うつぼ)付近に分布する打保岩体では変形・再結晶があまり見られないことから、同じ岩相を示す岩石でも形成時期にかなり幅があり、2億4000万年前ごろの広域変成作用の時期を挟んで新旧異なる時期の岩相を含んでいる。 | |
文献 |
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写真 | 飛騨市神岡町梨ヶ根における粗粒ピンク花崗岩 (撮影:加納 隆) |
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写真 | 準備中 |