火山名 | 千町火山【VN1】 | せんちょうかざん |
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代表地点 | 高山市朝日町 千町ヶ原 | |
形成時期 | 更新世中期(約128万~86万年前) | |
概要 | 乗鞍火山のうち古期乗鞍火山として形成された火山体であり、標高3000mを越える円錐形の山体を形成していたと考えられている。復元推定体積が約16km³で、おもに安山岩質の溶岩層からなり、デイサイト質の溶岩層をともなう。現在はその北半分が崩壊してしまい、最高峰の剣ヶ峰(標高3026m)付近から千町ヶ原へ向けて延びる千町尾根の北側にみられる急崖がその崩落崖であると考えられている。残存している南半分のなだらかな山体面は主体をなす溶岩流の原面をほぼそのまま残している。 | |
文献 |
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写真 | 千町火山の一部をなす千町尾根(後方は最高峰剣ヶ峰の南西側にある屏風岳) (撮影:中田裕一) |
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写真 | 北側に急崖をもつ千町尾根(左奥の雲海が高山盆地) (撮影:中田裕一) |