地層名 | 大洞層【YHo】 | おおぼらそう |
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代表地点 | 高山市大洞町付近 | |
形成時期 | 鮮新世(約310万年前) | |
概要 | おもに高山市街地東部の丘陵地および小八賀(こはちが)川流域に分布し、丹生川火砕流堆積物の分布域とおおよそ重なり、その下位層として分布する。おもに軽石質火山灰、細粒火山灰、凝灰質砂層などからなる。とりわけ軽石質火山灰は、ほとんど未変形のガラス片からなる“ミガキ砂”状であり、堆積構造からも東方からの移動を示唆していることで、丹生川火砕流堆積物の噴出に先行した火砕サージによる堆積物と考えられている。細粒火山灰は淘汰のよい白色火山灰層であり、降下火山灰と考えられている。層厚は30m以下である。 | |
文献 |
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写真 | 大洞層の軽石質火山灰“みがき砂” (撮影:中口清浩) |
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写真 | 高山市大洞町に露出する丹生川火砕流の溶結部(上部)・非溶結部(中央部)と大洞層(下部) (撮影:木澤慶和) |