地層名 | 本郷累層【M3】 | ほんごうるいそう |
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代表地点 | 瑞浪市日吉町本郷 | |
形成時期 | 中新世前期 | |
概要 | 瑞浪地域に分布する瑞浪層群のうち中部層を構成し、瑞浪市日吉町・土岐町に分布する。瑞浪市街地周辺に分布する明世累層などとほぼ同時期に形成され、火山噴出物が直接的あるいは間接的に運び込まれたことで形成された地層である。層厚は約70mで、全体が白色をなした凝灰岩類からなり、扁平な白色の軽石や黒色の炭化木片をかなり多く含み、生えている木々を高温状態の火砕流が取り込んだことを示している。場所によっては溶結凝灰岩となって堅硬になっており、この時期にはかなり活発な火山活動が起こっていたことになるが、その噴出源となる火山体の位置はまだ正確にわかっていない。 | |
文献 |
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写真 | 瑞浪市日吉町における本郷累層の軽石質凝灰岩 (撮影:鹿野勘次) |
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写真 | 瑞浪市日吉町の日吉中学校裏に露出する本郷累層の凝灰質砂岩層 (撮影:小井土由光) |