地層名 | 明世累層【M3】 | あけよるいそう |
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代表地点 | 瑞浪市明世町月吉 市民運動公園 | |
形成時期 | 中新世前期 | |
概要 | 瑞浪地域に分布する瑞浪層群のうち中部層を構成し、瑞浪地域の全域にわたり層厚200~250mで分布する海成層で、分布域の中心部と周縁部で岩相が大きく異なる。中心部では全体に凝灰質で、無層理の泥質細粒砂岩、シルト岩~細粒砂岩、軽石質凝灰岩と細粒凝灰岩~凝灰質泥岩の互層などが漸移的に積み重なり、周縁部では礫岩を含む砂岩、砂岩泥岩互層などからなる。大型哺乳類化石としてデスモスチルスやパレオパラドキシアが、周縁部の宿洞(しゅくぼら)相と呼ばれる砂岩層には大型有孔虫化石のミオジプシナがそれぞれ含まれることで知られ、全体に300種を超える貝類化石が産出する。 | |
文献 |
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写真 | 瑞浪市明世町の市民球場前に露出する明世累層の山野内層 (撮影:小井土由光) |
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写真 | 瑞浪市明世町の“へそ山”に露出する明世累層戸狩部層の凝灰岩層(通称アベックタフ) (撮影:小井土由光) |