地層名 | 御母衣環状岩脈【Sg3】 | みぼろかんじょうがんみゃく |
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代表地点 | 白川村平瀬 大白川林道 | |
形成時期 | 古第三紀(約6,200万年前) | |
概要 | 庄川火山-深成複合岩体の花崗岩ユニットの一つをなし、大白川下流域から庄川東岸域を経て御前岳(標高1,816m)周辺地域へかけて庄川コールドロンを縁どるように南へ膨らんだ半円弧状をなして最大幅約1.5kmで断続的に分布し、さらにその北方延長上の猿ヶ馬場山(さるがばんばやま;標高1,875m)から木滝谷へかけての地域や大白川下流域から北方へかけて庄川西岸域の山腹にも岩脈として分布する。岩体の中心部は完晶質の角閃石黒雲母花崗閃緑岩からなり、周縁部では斑岩状となる。周囲の火山岩類へは高角度で貫入しており、熱変成作用の及んでいる範囲は狭い。 | |
文献 |
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写真 | 白川村平瀬の県道大白川線における御母衣環状岩脈を構成する角閃石黒雲母花崗閃緑岩 (撮影:小井土由光) |
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写真 | 白川村平瀬の県道大白川線における角閃石黒雲母花崗閃緑岩の破断面 (撮影:棚瀬充史) |