地層名 | 高賀山層・片知山層【OK3】 | こうかさんそう・かたじやまそう |
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代表地点 | 関市洞戸 片知山/関市板取 高賀山 | |
形成時期 | 白亜紀最後期~古第三紀 | |
概要 | 奥美濃酸性岩類のうち、板取川下流域の東側一帯に約10km×5kmの規模で北西~南東方向に伸びた形をなして分布する洞戸(ほらど)岩体(洞戸コールドロン)を構成する火山岩類の上部層をなす。高賀山層は下部層のタラガ谷層を覆い、層厚750m以上で、おもに流紋岩質の溶結凝灰岩からなる。片知山層は層厚650m以上で、おもに流紋岩質の溶結凝灰岩からなり、その下位に礫岩や凝灰質砂岩、軽石凝灰岩、デイサイト質溶岩などをともなって高賀山層を覆う。なお、板取川を挟んで南西側に分布する柳島山(やなぎしまやま)岩体は高賀山層の下部層と同じもので構成されており、これもコールドロン内堆積物に相当する。 | |
文献 |
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写真 | 八幡町那比における高賀山層の流紋岩質溶結凝灰岩(珪長質本質岩片や異質岩片を多量に含む) (撮影:棚瀬充史) |
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写真 | 美濃市片知の片知山南斜面に露出する片知山層基底の凝灰質砕屑岩層 (撮影:棚瀬充史) |