地層名 | 白川花崗岩類(鳩ヶ谷・平瀬岩体)【Sg2】 | しらかわかこうがん(はとがや・ひらせがんたい) |
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代表地点 | 白川村荻町 鳩ヶ谷ダム/白川村平瀬 庄川沿い | |
形成時期 | 古第三紀(約6,000万~6,500万年前) | |
概要 | 庄川火山-深成複合岩体の花崗岩ユニットの一つをなし、庄川沿いの低地に一連の岩体として分布する。おおよそ南半部に分布する平瀬岩体は約2×4kmの規模で、北半部に分布する鳩ヶ谷岩体は約4×10kmの規模でそれぞれ分布する。平瀬岩体全域と鳩ヶ谷岩体の中央部は中~細粒あるいは中~粗粒の黒雲母花崗岩からなり、鳩ヶ谷岩体の西部はこれに角閃石が含まれるようになり、同岩体の北部は角閃石黒雲母花崗閃緑岩~トーナル岩からなる。コールドロン内ユニットを貫いて強い熱変成作用を与え、その貫入接触面は一般にかなり低角度であり、浅所へ迸入した岩体の天井部分が露出している。 | |
文献 |
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写真 | 白川村平瀬の県道大白川線における御母衣環状岩脈を構成する角閃石黒雲母花崗閃緑岩の風化面 (撮影:小井土由光) |
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写真 | 白川村平瀬の県道大白川線における御母衣環状岩脈を構成する角閃石黒雲母花崗閃緑岩の破断面 (撮影:棚瀬充史) |