地層名 | 現河床堆積層および後背湿地堆積層・凹陥地埋積堆積物【a】 | げんかしょうたいせきそうおよびこうはいしっちたいせきそう・おうかんちまいせきたいせきそう |
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代表地点 | - | |
形成時期 | 完新世 | |
概要 | 後背湿地は平野において自然堤防と対をなすように分布し、河川の氾濫時に自然堤防を越えた濁流が低地に流れ込んで微細な泥を堆積させた場所である。自然堤防堆積層と同様に、その分布は濃尾平野地域に限られ、ほぼ泥で構成されている。後背湿地は地形的には現河床と大きな差異をともなわずに分布するため、構成物には差異が認められても区分がむずかしく一括して示してある。なお、凹陥地埋積堆積物とは第四紀火山のうち比較的新しい時期の火山噴出物により堰き止められて形成された凹地を埋めている堆積物であり、その表層に湿地帯が形成されていることが多い。 | |
文献 | ||
写真 | 長良川の藍川橋下における現河床礫 (撮影:小井土由光) |
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写真 | 富加町の津保川河床における現河床堆積物 (撮影:鹿野勘次) |