項目 美濃加茂市民ミュージアム みのかもしみんみゅーじあむ
関連項目 事項解説>地学関連施設>美濃加茂市民ミュージアム
地点 美濃加茂市蜂屋町上蜂屋3299-1
見学地点の位置・概要    国道41号は美濃加茂市街地の北側をバイパスで川辺町方面へ抜けている。東海環状自動車道の美濃加茂ICに至るまでのバイパスの北側丘陵地に「みのかも文化の森」があり、その中に美濃加茂市民ミュージアムがある。周辺の道路に「文化の森」への案内指示がある。
見学地点の解説    この施設における総合博物館として常設展示されている展示物の中で、とりわけ地学関係では、年輪をもつ珪化木の研磨断面や可児市下切(しもぎり)の可児川河床で発見されたサイの足跡化石(現在は河川改修で消滅している)から復元されたサイの模型が注目される。なお、この施設のある「文化の森」周辺から西方や北方へ広がる平坦な地形面は高位段丘面に相当しており、その堆積物にあたる風化して軟らかくなった礫を含む赤褐色をなす礫層(“くさり礫層”と呼ばれる)がかつては各所に露出していた。
ジオの視点    美濃加茂市民ミュージアムは、美濃加茂市内の各所に収蔵されていた資料や作品を集約・保存し、広く展示する博物館・美術館機能や、市民が参画・体験することで楽しみながら学ぶことのできる教育・文化活動の拠点機能などをめざして建設された施設である。地学関係では美濃加茂周辺地域に分布・産出する各種の地層・岩石・鉱物・化石が展示されている。
写真 美濃加茂市民ミュージアムの外観
(撮影:小井土由光)
写真 美濃加茂市民ミュージアムの展示品(珪化木の研磨断面)
(撮影:小井土由光)





地質年代