施設名 さぼう遊学館 さぼうゆうがくかん
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場所 海津市南濃町奥条(おくじょう)
電話 0584-55-1110
HP https://city.kaizu.lg.jp/life-guide/life/public-facility/culture-facility/saboyugakukan.html
管理者 海津市/岐阜県砂防課
開館年月 1994(平6)年
施設概要    養老山地の羽根谷にある巨石積み堰堤を中心とした「羽根谷だんだん公園」にある施設で、羽根谷周辺の自然と砂防施設を材料に、土石流実験装置や映像学習などを通して楽しく遊びながら理解していけるように工夫されている。大地が引き起こす土砂災害とそれに対する防災(砂防)というテーマでの施設はユニークな存在であり、岐阜県内での同種の施設には高山市奥飛騨温泉郷中尾に奥飛騨さぼう塾(神通砂防資料館)がある。
出版物
  • 写真 さぼう遊学館
    (撮影:鹿野勘次)
    写真 準備中
    巨石積み堰堤
    養老断層の活動により隆起しつづけている養老山地は浸食され続けており、洪水時に土石流をともなって大量の土砂を運び出し、東麓に般若谷扇状地など多くの扇状地を形成している。通常は穏やかな流れの川も、数年、数十年に一度起こるような豪雨で氾濫し、山麓部に甚大な被害を与えてきた。明治政府が近代土木技術導入のため招聘したオランダ人技師ヨハネス・デ・レーケは木曽三川下流域の分流工事を手がけ、それに合わせて治山事業にも力を注ぎ、その指導により建造された砂防堰堤である。当時の堰堤としては規模(幅約52m)、積まれた石の大きさともに最大であり、国登録有形文化財に指定されている。
    奥飛騨さぼう塾
    高原川上流地域における土砂の移動・流出を防止して土砂災害を防ぐ砂防事業について、その役割や仕組みを模型やパネルで紹介する施設であり、近隣の砂防施設を野外活動のフィールドとして活用するなど新たな学習の場としての役割ももつ。岐阜県内における同種の施設として海津市のさぼう遊学館がある。



    地質年代