人間が大地へ働きかけて造りだすダムやトンネルなどの土木構造物は例外なく大地の諸特徴と深くかかわって造られている。ここでは岐阜県内にある土木構造物をダム、トンネル、道路・橋梁に分けて、いずれも明確な基準を定めて挙げたわけではないが、それぞれにおいて大地との関連でおもに大規模なものをとりあげる。ダムについては原則として堤高がおおよそ100mを越えるものをとりあげるが、現時点では大規模とはいえないが歴史的に意味のあるものもとりあげる。トンネルについては全長が4,000mを越えるものをとりあげ、これに該当する鉄道トンネルはないためすべて道路トンネルとなる。道路・橋梁については全長が10kmを越えるもののほかに道路にからんで特徴的な橋梁についてもとりあげある。